日本原子力研究開発機構の施設で放射性物質が漏れ出し、作業員が被爆した事故 茨城県大洗町

スポンサーリンク

概要

  • 茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の施設で放射性物質が漏れ出す事故。
  • 作業員5名が被ばくし、50代の男性の肺から22,000ベクレルの放射能物質が検出。
  • 原子力規制庁は、近く原子力機構の担当者から放射性物質の飛散を防ぐための作業手順や、内部被ばくを防ぐためのマスクの装着状況など、安全管理に問題がなかったか聞き取りを行う。

ベクレルとは?

ベクレル(英語:becquerel、記号: Bq)とは、放射性物質が1秒間に崩壊する原子の個数(放射能)を表す単位。

ベクレルなどの放射能の単位は、放射性物質から放射線がどのぐらいでてくるのかという事を表す物理量であり、出てきた後の放射線が物質や人体とどのように相互作用するのかはベクレルだけからは一切わからないとされる単位。

(ウィキペディアより)

今回の事故では、ベクレルで表示している事で混乱を避けて、はっきりさせない狙いがあるように感じられます。

事故の詳細

事故の状況

2017年6月6日、茨城県にある日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」の施設で核燃料の貯蔵容器の内部の袋が破裂し、実験で使ったプルトニウムなどを含む放射性物質の粉末が漏れ出したというものです。

事故の現場にいた5人のうち、50代の職員1人の肺から2万2000ベクレルの放射性物質が計測されました。ほかの4名からは検出されてはいないということです。

被爆者について

この放射性物質はプルトニウム239で被ばくの程度はまだわかっておらず、原子力機構は、将来、健康影響が出るおそれが否定できないとして5人を2017年6月7日、詳しい検査が受けられる千葉市にある放射線医学総合研究所に移しました。

研究所では、内部被ばくで発がんのリスクが高まるものの治療で下がる可能性があるとして、5人の詳しい被ばく量を評価するとともに、放射性物質を体の外に出すための薬物の投与を続けることにしています。

今回の事故について、7日の原子力規制委員会で放射線の安全規制が専門の伴信彦委員は「命に関わる急性影響が出るということではないと思うが、半端な状況ではなく事態としては決して軽微なものではない」と指摘しました。

事故時の状況について

茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、室内に飛散したプルトニウムなどの放射性物質を室外に出さないための処置をする間、 5人は室内で3時間にわたって待機していたことが分かった。

放射性物質が飛散した事故は6日午前11時15分ごろに、燃料研究棟の分析室でしており、被爆の原因となった放射性物質が入ったポリ容器は二重のビニール袋に包まれ、ステンレス製の保管容器に入っていた。

事故当時、保管容器の内部の状況を確認するため、50代の男性職員がフタを留める6本のボルトを緩めていた。4本目を外したところでビニール袋が膨らんで、フタが浮き上がってきたという。 職員はフタを押さえつけながら残りの2本を外してフタを取ったところ、ビニール袋が破裂した。ビニール袋内に何らかの原因でガスがたまり、内圧が高まっていた可能性がある。

破裂の瞬間、職員は「脇腹からおなかにかけて風圧を感じた」と話したという。規制委の幹部は「結果論だが、フタに違和感があったところで作業を止めておけば破裂しなかった可能性がある」と話した。

今後の対策

規制庁は近く、原子力機構の担当者と面談し、核燃料の保管状況や放射性物質の飛散を防ぐための作業手順、それに内部被ばくを防ぐためのマスクの装着状況など、安全管理に問題がなかったか聞き取りを行うことにしています。また、法令に基づいて原子力機構から2017年6月19日までに事故の原因や再発防止策の報告を受けることにしています。

この事故について

想定外での事故で被ばくしたとも報道されていますが、事故はそもそも想定外の事で起きるものであり、浴びた放射能量についても、ヒトがすべてを知っている訳ではないので、何が起きるか本当に油断ができません。

被ばくの恐ろしさを考えれば、50代男性の対応については、本当に慎重に検査を続けて大事に至らないようにして欲しいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする